山陽花の寺二十四か寺
開 創 2010年4月8日
シンボルフラワーは沙羅の花
山陽花の寺霊場は2010年4月8日(お釈迦さまの誕生日=花まつり)を開創の日とし、それに先立つ日曜日の4月4日、第20番札所の尾道市千光寺で開創法要が営まれました。その時に植樹されたのが、平家物語の冒頭「沙羅双樹の花の色・・・」で知られ、仏教三聖木にも数えられる沙羅の木です。
山陽花の寺では沙羅を霊場のシンボルフラワーとし、各札所で育てていくことにしています。 仏教三聖木(三霊樹・三大聖樹)とは、お釈迦さまの誕生・成道・涅槃にゆかりのある3種の樹木です。お釈迦さまがお生まれになったところにあった無憂樹(むゆうじゅ)、悟りを開かれたところにあった菩提樹、入滅されたところにあった沙羅双樹がそれに当たります。
日本にはインドと同じ木は自生していないため、仏教寺院では古くから菩提樹や沙羅双樹の変わりに、別の植物を菩提樹や沙羅と呼びならわして境内に植え育ててきました。日本で沙羅の木とされたのは主にナツツバキです。6月から7月にかけて白い花を咲かせるツバキ科の木で、5枚の花弁からなる花は朝に開花し夕方には落花する一日花です。
山陽花の寺では、御朱印を受けられた参拝者に沙羅の花の花弁をかたどった散華をお授けし、花を通じて仏さまとの縁をより深いものとしていただくよう願っています。
平和都市ヒロシマで、円の始終を結ぶ霊場
「山陽花の寺二十四か寺」は、山口・岡山・広島3県の二十四か寺の札所をめぐる花巡礼です。仏の菩提心が「八葉の蓮華」に例えられることにならい、各県に8つの札所を設けています。
第1番を広島県宮島の大聖院とし、2番から9番を山口県、10番から17番を岡山県、18番から24番を広島県の寺院にあてています。1番から西へと時計回りに進んで山口県を巡り、中国自動車道で東行し岡山県北部に入り、瀬戸内沿いに下って広島県にもどる円環の巡礼地です。当霊場会は、この道を「ピースロード」(平和の道)と称し、平和都市ヒロシマで円の始終を結ぶこの霊場開創には、平和への願いも込められています。
花巡礼は、みほとけの機縁
芳しき香りにいざなわれ、人は花のありかを訪ねる旅へと出ます。これは、みほとけが与えてくださったひとつの機縁です。香りに導かれて道をたどり、ついには花を見いだし、その美しさに眼を開かれるのは、まさに「求道」における「開眼」です。見いだした花から心の癒しを得ること、花をはぐくむことは「菩提」や「安心」といえるでしょう。
山陽花の寺では、山口県を「芳の国」、岡山県を「美の国」、広島県を「癒の国」と名付け、花巡礼の指標のひとつにしていただいています。
とはいえ、札所番号の順にまわる必要はありません。花の季節に合わせ、身近なお寺からご自由にご参拝ください。ご朱印帳を片手に、お気軽に花巡礼をお楽しみください。
広島県
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岡山県
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花の寺News
山陽花の寺霊場会 東日本大震災への義捐金55万円朝日新聞山口版(6月3日付け)で紹介!
朝日新聞山口版(6月3日付け)より写真と文章を掲載
境内などに美しい花木がある山口、広島、岡山3県の計24寺でつくる「山陽花の寺霊場会」が2日、募金活動で集めた東日本大震災被災者への義援金55万5547円を、朝日新聞山口総局を通し朝日新聞厚生文化事業団に託した。
同霊場会は4月26日、山口市の龍蔵寺で大震災犠牲者への追悼を込めて法要を営んだ。法要前日に同市内で募金活動を行ったほか、各寺で募金に取り組んできた。この日、霊場会副会長の宮原大地・龍蔵寺住職が山口総局長に義援金を手渡し、「少しでも被災者のお役に立てれば」と話した。今後も各寺で募金活動を続けるという。
第五番札所 龍蔵寺(山口県)で、全寺院による第2回花法要を開催しました
2010年4月26日(火)、ボタンが見ごろの山口の龍蔵寺で全寺院による第2回花法要が開催されました。24か寺の住職が一堂に会し、大勢の参拝者が進列を見守る中、境内でシンボルフラワー・沙羅の植樹を行った後、花法要が営まれました。
当霊場会では、1年に一度、花法要を行っており、来年は、11月18日(日)、岡山県の餘慶寺(第十六番札所)で開催予定です。 皆さまのご参拝をお待ちしています。

24か寺のお寺が参加

多くの参拝者

ボタンが見ごろの境内を練り歩く

龍蔵寺本堂
花法要
花法話
『山陽花の寺二十四か寺』ガイドブック発売記念
花法話を開催(紀伊國屋書店広島店開催)
2010年11月13日(土)午後3時から、紀伊國屋書店広島店主催による『山陽花の寺二十四か寺』ガイドブック発売を記念した花法話がアクアホール(アクア広島センター街8階)で開催されました。
山陽花の寺霊場会会長の観音寺・木村文隆住職、餘慶寺・小林周伸住職、二井寺・三池尚道住職、霊場会事務局の大聖院が出席しました。木村会長から山陽花の寺霊場会の案内の後、お釈迦様と沙羅の花(当会シンボルフラワー)にまつわる花説法が行われ、参加者の皆さんが熱心に聞き入っていました。最後に、参加者には幻の花・広島椿の種と、会長による禅語の色紙がプレゼントされました。

木村会長による花法話

花法話の会場で。
左から、大聖院 日高誠道、觀音寺・木村住職、餘慶寺・小林住職、
二井寺・三井住職